四代目大野屋独自の『生氷®︎』の魅力


商標登録 第6034798号

氷なのに『生』って?!と
違和感を感じるかもしれません。

「氷は冷凍するのが当たり前」と
扱っている方が殆どだと思います。


代々受け継がれた氷室は冷凍庫のように
マイナス域の冷凍状態に決してしません。


"一度でも"冷凍域に達してしまった氷は
冷凍氷となってしまい
氷本来の価値が損なわれてしまうのです。



『生氷とは、
一切冷凍しない独自の昔ながらの保存方法と、
徹底した温度管理によりできる、
氷のこと』です。


簡単に申しますと『冷凍しない氷』です。


氷屋の中でも、『生氷』のための技術・知識を知る者は冷凍技術の発達により少なくなってしまったようです。


氷は
その日の天気や温度・湿度によって
全く別物になってしまうほど
繊細な物のため、保管・管理が大切です。

昔ながらの独自の保存方法と扱い方で
生氷の本来の美味しさを損ねることなく
お客様にお届けします。


魚のマグロに大トロ中トロ赤身とあるように
氷柱にも、適材適所の部位があります。

子供の頃から氷と共に生活してきた
四代目が135キロの氷柱を目利きし
氷の声を聞き

そこからわずか約12キロしか
切り出せない部分を生氷®︎に使用します。

そのわずか12キロでさえも、
その日の温度、湿度、氷の状態を加味して

その日のかき氷に一番適した
部分のみを使用する
究極の使い方をします。


また、氷屋と言うのは刃物のプロでもあります。
氷を切るための専用ノコギリは特殊なため、氷屋ごとに独自の研ぎ方があります。
ただ切れるだけの刃では氷は切れません。

かき氷の刃も独自に生氷®︎に合わせて研いでいます。


四代目大野屋氷室だからこそ、できる業です。

初めてのかき氷販売

2016年、お得意様であるイベント会社から、短期イベントでのかき氷販売の依頼があり

成田空港の滑走路内で行われた
タイガー&ドラゴン2016というイベントで
かき氷の販売をしました。

来場者250人のこのイベントで157杯売れ、お客様に大変喜ばれました。お一人で一日8杯食べた方もいました。

食べてくださった皆様がまるで子供のようにはしゃぎ喜ぶお姿を前にして、私共も感動しました。

これが私ども最初の、かき氷販売でした。

2013.氷について講演実績あり

2013年
NBA(日本バーテンダー協会)浅草支部技術研究部様より

氷についての講演依頼をお受けし
オーナーisaが
浅草文化観光センターにて1時間20分程度講演しました

株式会社アイスイノベーションについて

上野浅草エリアを代表する
創業79年目(昭和20年創業)の氷屋です。

「大野屋氷室本店」という名で活動しておりました。

現在、株式会社アイスイノベーションという
社名となり引き続き活動しております。

昭和20年は終戦の年。
戦前から氷屋をしていた先代は、
焼け野原になった東京、日本橋にて
唯一残ったリアカー1台で
駆け回ったそうです。

東京駅の地下街の再開発と同時に
中央区京橋に移転。
中央区京橋で平成18年頃まで営業、
現在ご縁あって台東区松が谷で営業。
松が谷での営業は10年を超えました。

創業78年を迎えました。
100周年を迎えられるよう
日々積み重ねでいきます。

オーナーのかき氷に対する想いと出店経緯


株式会社アイスイノベーション
四代目大野屋氷室 
代表の四代目大野勇です。

私は子供の頃から日常生活で
氷があるのが当たり前で、
氷と共に育ってきたと言っても
過言ではありません。
当然ながら、かき氷も、
ほぼ毎日当たり前のように食べていました。

昨今のかき氷ブームで、
専門店に足を運びました。
どのお店のかき氷も美味しいと思いましたが
子供の頃の記憶に残る『あの味』のかき氷は
ありませんでした。

子供の頃故に記憶を美化してしまったと
思っていましたが、上記したイベントで
私共が作ったかき氷を食べましたら、
決して美化した記憶ではなく
子供の頃食べていた『あの味』のかき氷を
再現できました。


そのかき氷を食べたお客様が
目の前で喜んでくれる姿や、
何度も繰り返し購入してくださる方を
目の当たりにし、

イベントが終わっても
「あのかき氷はどこで食べれるのか」
という問い合わせが多かったと聞いたとき


大野屋のかき氷の価値を感じました。


そして皆様に、
究極のかき氷を召し上がっていただきたい
と強く思ったことから
2017年7月22日上野に
出店致しました。

それから365日24時間、
かき氷のことを考えております。

株式会社アイスイノベーションの理念

基本理念

喜びを与え、人から喜びを頂き、
喜びを原動力に変え、喜びを返す、
目先の利益に縛られる事なく
尽力を尽くす。

スタッフ紹介

四代目  大野勇

・(株)アイスイノベーション
代表取締役
・氷マイスター
氷の声が聞ける氷職人
・大野屋メニュー開発責任者
創作シロップ800種超え
・全日本刃物研磨技能検定協会
   研磨技能講習修了
・かき氷販売コンサルタント
・飲食業コンサルタント

趣味・氷やかき氷の研究、釣り

女将 大野夕希

四代目大野屋氷室上野本店
を立ち上げた人。初代店長。現在裏方。
四代目大野屋氷室のサービス、追い氷無料・選べる小盛2種・ちょい足しサービスなどの考案者。

四代目大野屋氷室のかき氷が大好きすぎる人です。本当は販売したくなくて、独り占めしたいくらい愛しているかき氷です。

氷の美しくて儚い様は、まるで人間の生き様のようだと思います。親元でまずは水という状態から育てられ、ゆっくりじっくり48時間以上かけて固める純氷へと成長します。艶々でピカピカで美しく可愛い状態となった新人の氷は、氷の職人(親)の目利きにより役割分担を与えられ、それぞれの場所で力を発揮して、世の中のお役に立ち、皆さんを喜ばせてくれます。一番輝く使い方をされて、さまざまに形を変えて、そして最期はまた儚く水に戻り無くなります。

この氷の過程が美しいと思い、人の生き様のようで、心が震えました。削られて、かき氷となって輝く子達は、自分の手の先、指の先まで伸び切ってその先まで美しく氷として輝いてくれます。その様は、私も自分という人間のカタチを精一杯使おう、自分の役割を果たそうと思わされます。

その氷の姿が、神々しく、まるで芸術のようです。人は一人として同じ人はいません。氷も、一つとして同じカタチはありません。それを表現したのが、あの映えないかき氷です。

今日、貴方の手元にやってくる一つのかき氷は、一氷一会、少なくとも私の想いをのせて届けたくて、今もなお続けております。

「私が毎日食べたいかき氷」が、こんなかき氷になりました。

ぜひ一度、四代目大野屋氷室の世界線を
お愉しみください。

趣味・絵日記、旅、将棋、シロップ研究

浅草氷部門主任 氷職人 高橋勇裕

Machi

yoshi

OB/元初代2号店店長/momo

OB/元本店副店長Natsu